テレビ会議とWeb会議

ビデオ会議ハブ VCH1との比較

テレビ会議システムとWeb会議システムの違い

テレビ会議システムもWeb会議システムも通信回線を経由して映像や音声、資料をやり取りし、遠隔地間でリアルタイムにコミュニケーションするためのシステムです。


テレビ会議システムの場合、専用機材を各拠点に設置して、その拠点間で利用します。映像と音声の品質が高いという特長がありますが、導入コストも高くなります。資料の共有にはパソコンを接続するか、高精度のカメラを利用します。


Web会議システムの場合には、パソコンからインターネットを経由して会議のサーバーにアクセスし、サーバーを介してパソコン同士でコミュニケーションします。映像の品質よりも、どこからでも使えるという利便性や利用コストが低いことが特長です。また、パソコンで動作しますので、いろいろな資料共有方法が使えるという特長もあります。


Web会議システムには、有償のサービス以外に無償のシステムもあります。それらは会議サーバーを経由せずパソコン間をピアツーピア方式で接続しているものが多く、企業や公的組織などで業務用として使用するには、セキュリティ面や動作の安定性の面で注意と確認が必要です。

比較表

以下は、テレビ会議システム、Web会議システム(有償サービス)、ビデオ会議ハブ VCH1それぞれの特徴の比較表です。


テレビ会議システム Web会議システム(有償) ビデオ会議ハブ VCH1  
映像品質
専用カメラ
ハードウエアコーデック
MCU (多地点接続装置)

映像データの通信負荷で制約
(MCUがないので、サーバ
ーからパソコンへのデータ
量が多い)

カメラ解像度最適化
伝送帯域の割り当て制御
資料共有
パソコン接続して画面共有

ファイル共有
アプリケーション共有
ホワイトボード

ファイル共有
画面共有
ホワイトボード
セキュリティ
暗号化通信
イントラネット内での使用

暗号化通信(SSL/TLS)

暗号化通信
イントラネット内での使用
資料データの自動消去
接続性
各拠点での設置作業必要
固定相手との接続が基本

HTTP/HTTPSで接続
契約済み相手との接続が基本

HTTP/HTTPSで接続
接続相手制約なし
コスト
専用機が拠点毎に必要
20-100万円以上/拠点
MCU高価

契約費用必要
3-10万円程度/月
(高品質、10拠点契約時)

テレビ会議1拠点分程度以下
Web会議1年分程度以下
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